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小児と歯医者さん〜外傷への対応〜

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こんにちは!流山おおたかの森駅西口の歯科医院松井デンタルオフィスです!!

 

今年の夏休みは昨年、一昨年に比べてお出かけや行楽をなさるご家族が多いのではないでしょうか。

熱中症に気をつけながら、元気に遊んでいただきたいと思います。

 

ただ、そんな時に気をつけないといけないのは…

外傷です。

転倒やぶつかるなどして、お口を強打・・・ふと口を見てみると歯が揺れたり、はたまた抜けてしまったり!

ご家族はかなり気が動転してしまうかもしれません。

そんな時に少しでも冷静に適切なご対応をしていただけるように、今回は夏休み、また日常生活に於いても起こりうる外傷についてお話します。

 

 

日本外傷歯学会(https://www.ja-dt.org)では、

「歯の外傷治療のガイドライン」を作成し、一般公開しています。

 

その1部を抜粋すると、

①歯が揺れてしまっている。

永久歯:基本的には両脇の歯と、歯用の接着剤で固定。その後、2週間、1ヶ月、3ヶ月などのペースで経過観察を行う。

乳歯:歯用の接着剤で固定。または、軽度であれば、そのまま何もせず経過観察。

 

②歯が抜けてしまった。

緊急を要します。

大前提として

・乾燥させない→牛乳、生理食塩水、またご自身の口の中などで乾燥させないでください水道水は適していません。一番用意しやすいのは牛乳だと思いますので、牛乳の中に保管して下さい。常温で構いません。

・泥など汚れがついていたとしても、強く洗浄しない→歯の根っこには「歯根膜」と言われる薄い膜があり、この部分が歯を歯茎を健康的にくっつけるために重要な役割を果たします。したがって、強く洗浄してしまうと、この歯根膜が傷ついてしまったり喪失してしまうので、洗浄は軽くにしてください。

・すぐに近隣歯科医院で対処する→脱落した歯が健康的に元通りになるかは、時間との勝負です。

この3つがとても重要となります。

歯が抜けてしまったのを見てしまうと、パニックになるかもしれませんが、ちょっと落ち着いて牛乳の準備(できなかったら、お子様のお口に入れて、あまり噛まないように指示)をし近隣歯医者さんに連絡をして下さい。

 

③歯が欠けた、割れた

破損部分の大きさによって処置が異なります。割れが小さければ、プラスチックでの補修となります。割れが大きく神経が露出している場合には神経の処置を行った上で、被せ物を作成することが多いです。

 

まとめ

小児外傷を完璧に防ぐことはとても難しいです。

したがって、予め「起こりうること」として知識を入れておくことで適切な対応が取れるかもしれません。乳歯は比較的生命力が強く、健康的に元通りになる可能性が高いですが、永久歯の場合は%が低くなる研究結果が出ています。

 

地域のかかりつけ歯科医院として、松井デンタルオフィスでは様々な歯科の情報を発信しています。今後インスタやLINEなどでの情報提供も考えていますので、今後ともよろしくお願い致します。

松井デンタルオフィス 松井

 

 

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