〜綺麗な器具の汚い話2〜
こんにちは!流山おおたかの森西口の歯科医院
松井デンタルオフィスです!
以前の器具についての話の続きを今回させていただきます。
前回の「綺麗な器具の汚い話」も是非読んでくださいね。
消毒室は使った器具の洗浄・滅菌、これから使う器具の準備を行っていく場所となります。
近年は「スタンダートプリコーション」という考えが広まり
※全ての患者の血液・汗、分泌物・排泄物・傷のある皮膚・粘膜などをすべて感染源とみなし、予防策を講じること
使い捨てが用意できるものは1人1人で使い捨て。できないものは確実な洗浄・滅菌が必要になりました。
ちゃんと洗浄・消毒してから滅菌、この流れが大切です。
〜〜当院での使用した器具の流れ〜〜
まずは予備洗浄
流水で針刺しに気をつけながら器具の洗浄を行います。予備と付きますがここがとっても大切です。
↓ 次に
超音波洗浄;蛋白分解能力のある薬液に着けながら洗浄 もしくは
このジェットウォッシャー!!
大型の食器洗浄機の様な器械です。
手洗では不可能な80℃近い熱水で長時間洗浄することで「洗浄力」も飛躍的に上がります。
滅菌する物もちゃんと汚れが落ちなくては滅菌の効果も落ちてしまいますよね。
その後必要に応じてパッキング。
そしていよいよ「滅菌器」へ!!
高温と圧力を掛けることで細菌類を死滅させる心強いやつです。
ただ、そんな機械にも実は分類があります。
クラスB・クラスS・クラスNの3種類!クラスSが凄そうですが、
1番凄いのはクラスB!!
このクラスB滅菌器の普及率は
欧米や他のアジア地域に比べても日本の普及率は非常に低く、まだまだ内部まで確実な滅菌への対応ができている医院は少ないのが現状です。
当院の滅菌器はシロナ社製のクラスB滅菌器。ヨーロッパの厳しい滅菌基準をきちんとクリアしている製品となります。
この滅菌器を用いて普段の口に入るミラーからピンセットなどありとあらゆる物を滅菌しています。
準拠ではなく正式に基準をクリアしてますからね!
タービンの使い回しが昨年ニュースになりました。
約7割の医院がタービンという切削機器を使いまわしているというものでした。
口の中に入り、歯科治療でも中心的役割をするこの機械も非常に注意深く洗浄・滅菌しています。
以上の様に、
洗浄・消毒→滅菌
というサイクルをお口に入る機材に適切に行なえるよう多くの機器を準備しスタッフ一同努力しております。
皆様に治療内容でも器具でも安心をお届けできるようにしたいと思います。
流山おおたかの森の歯科医院 松井デンタルオフィス